投資・資産運用

生活防衛資金とは【はじめから丁寧に】【投資用語コレだけ!】

生活防衛資金とは

失職・病気・自己…「有事に身を守る」ためのお金が【 生活防衛資金 】

有事はいつ起きるかわかりません

  • コロナによる失職
  • 突然の事故・病気
  • 避けられない自然災害

見渡すと誰でも身近なところにリスクが潜んでいることが想像できます。

【生活防衛資金】は、そんな有事でも問題なく生活をし続けるために備えたお金です。

 

コロナによる失職

大手企業による”リストラ”が相次いでいます。

パナ・ANA・TBS…大企業「エリート転落リストラ」断行56社の実名、ついに氷河期世代も!
パナソニック、ANAホールディングス、TBSホールディングス(HD)――。新型コロナウイルス感染拡大が終息の気配を見せない2021年、ビジネスの世界では大企業によるリストラの嵐が吹き荒れている。

オリンパスとLIXILはすでに早期・希望退職者を募り、応募した900人前後を21年に入って退職させている。国内正社員の4.6%に相当する2000人超が希望退職に手を挙げて話題を呼んだホンダでも、「気付いたら一人、また一人と会社を去っている」(ホンダ中堅社員)という。(ダイアモンドオンライン

コロナ禍で始まる「1億総リストラ時代」のサバイバル術を考える

まず、上場企業の希望退職者募集を見てみましょう。昨年(2020年)に希望退職者募集の計画を発表した上場企業は約100社と言われており、前年比の2.6倍に急増しています。今年に入ってもJT、日本金銭機械、コンビニのポプラ、他、約40社が既に希望退職者募集を発表しています。(Yahoo!ニュース

大企業に対する”安泰神話”が音を立てて崩れていく様子は、そのインパクトから連日ニュースにも取り上げられています。

 

大企業だろうが中小企業だろうが、大きさに関係なく同じ会社で勤め続ける難しさが際立ってきています。

 

避けられない自然災害

いちばん身近で”恐怖”を覚えるのはこの自然災害ではないでしょうか。

大型の台風や水害、地震によっていつ自分が”ニュースの中の被災地の人”になるかは用意に想像できるようになりました。

 

実際、こういった自然災害は温暖化を筆頭にした環境変化により、世界規模で増加の一途をたどってしまっているそうです。

世界の気象災害、50年間で5倍に 経済損失は3.6兆ドル=世界気象機関
○全世界的に、気候現象や風水災等の気象に関連する災害は増加している。
○ 1985年から2015年の各国における一人当たりの自然災害被害額を比較すると、日本は3,385ドルと他の国に比べ高い水準にある。
○ 世界の大規模自然災害について経済損失と保険損害を比較すると、各国の状況(加入率やリスク、強制化等)が異なることも考慮したうえで比較する必要があるものの、日本の場合、経済損失に対する保険・共済金による補てん
割合は(中国を除き)他国の自然災害に比べ著しく低い。東日本大震災でも2割を下回る状況である。(BBCJapan

 

こんなデータもあります。
(出典:国土交通省「国土の長期展望専門委員会(第2回)」より)

※画像3つ

 

 

いつ起こるかわからない「危険なこと」に備えて【生活防衛資金】を貯めることは、身の安全を守ることだけでなく、何も起こっていない「日常の安心」を買うこともできます。

ワタシと同じ20代30代の独身サラリーマンのみなさんであれば、むしろコチラの日常の安心こそ【生活防衛資金】のメリット、と言っても良いかもしれません。

 

『よし!じゃ保険に入っておかなきゃ!』と思う人もいるかも知れませんがちょっとまってください。

有事に備えるなら「保険」でいいのでは? ←ちょっと待った!

個人で貯める【生活防衛資金】じゃなくて、保険にしちゃえばいいんじゃない?
なんか政府や企業がやってくれるなら安心だし、いろいろサービスも付いてるんだし

たしかに保険は大事です。例えば、

  • 災害なら、火災保険
  • 失業なら、失業保険
  • 病気(高額医療)なら、高額療養費制度

など有事に頼りになる保険もあります。

 

ただしこれらの保険は給付に時間がかかるというネックがあることを覚えておきましょう。

 

「保険」は後々当てになるが、給付までに時間がかかるのがネック

保険の給付を得るには時間がかかります。

  • 保険を受けるべきであるという正当性の証明や
  • 書類の準備や手続き
  • 証明認定後の振り込み…

概ね1ヶ月以上は口座に振り込まれないと想定しておく必要があります。

 

つまり、災害や事故、病気などでスグにお金が必要な場合でも保険だとしばらくもらない期間ができていしまいます。この空白期間で自由に使える現金を用意していないと、満足な生活が送れなくなってしまうワケです。

 

だからこそ、有事でかつスグに現金が必要な場合に備えるものとして【生活防衛資金】が必要なのです。

 

生活防衛資金は有事に備えた、保険でも対応できない期間に出動できるもの

 

ここまでで、いつどのような場合に備えて【生活防衛資金】が必要になるのかがわかってきたのではないかと思います。

次に、こんなケース(疑問)も考えてみましょう。

【 生活防衛資金 】は他の用途を決めないことが大事

貯金?ならもうしてるよ!よかった、この貯金も使えば残りだけでいいよね?

 

という方もいるかもしれません。貯金は一種の苦行ですから、できる限りラクをしたい気持ちはわかります。

でも落ち着いて聞いてください。結論からお伝えするとと普段あなたが行っている【貯金】とは区別して欲しい。

『そんなに明確に目的があるわけでもないんだけどなぁ』という人もいるかもですが、それでも、なんとなくの使いみちを想像していませんか?

  • もし貯まったら、海外旅行も行けるかも
  • もし貯まったら、いつか引っ越しする時に使おう!
  • もし貯まったら、気前よくパーッと遊ぼんじゃおうか!!

 

もし~したら』はという気持ちが少しでもあれば、それは生活防衛資金にはなりません。遊びや消費になるからイケないのではなく、

  • 車を買うために
  • いつかの結婚資金のために

 

こういったマジメな理由でも同じです。目的の良い悪いが関係しているのではないのです。

なぜなら【生活防衛資金】はいつどんな時に必要になるか予測ができないから

 

仮に、

  • ちょっと欲が出て10万20万の旅行に使ってしまい、
  • その後運悪く事故によって80万の支払いが必要になった、
  • でも、生活防衛資金から切り崩してしまったたため、支払ができなくなり困る

となれば、元も子もありません。そんなの気をつければイイだけじゃん!と思うかもしれませんが、人はそんなに立派ではないと思います。ちょっとした瞬間、感情に流されて合理的でない行動を取ってしまうもの。

 

話を戻します。

つまり、【生活防衛資金】は有事の際に備えていつでも一定額を必ず取り出せてこそはじめて意味があることを覚えておいてください

 

他の目的ある貯金とは分けてする貯金こそが【生活防衛資金】です。

『もし~~したら』『〇〇のための貯金』と一緒くたにしないように注意しましょう。

 

貯めたらずっと手を付けずに置いておくものが生活防衛資金

 

”生活防衛資金は後生大事に取っておく形見”のようのなものだと考えましょう。

 

また、どうやって他の貯金と分けて【生活防衛資金】を管理するかについては、具体的な方法を後述します。

【生活防衛資金とは】まとめ

ここまでをまとめるとこのようになります。

生活防衛資金とは

有事に備えて、保険でも対応できない期間でも、いつでもスグに出動できるもの

いつでも確実に一定額が取り出せるように、他の目的ある貯金とは区別したもの

 

 

生活防衛資金はいくら貯めればいいの?

では

実際どれくらいを貯めればいいのか?

と言うと、ズバリ【生活費の半年分】です。

 

【 生活防衛資金 】は生活費の半年分(6ヶ月)で計算する

目標は【 生活費 × 6ヶ月 】です。

 

20代30代の独身サラリーマンの場合で計算してみます。

シミュレーション【 生活費 × 半年分 】

生活費が月20万円ならあ・・・20万×6ヶ月=120万
生活費が月15万円なら・・・15万×6ヶ月=90万
生活費が月10万円なら・・・10万×6ヶ月=60万

生活費の多い少ないによって、けっこう差が出ていることがわかります。

 

ここで気になるのが

自分の生活費ってどれくらいだっけ?

です。

 

ぶっちゃけ、ワタシも今月・先月の生活費がいくらだったかはわかりません。

過去に調べた結果、【生活防衛資金】を90万(月の生活費=15万)と設定しましたが、もしかしたら増えてしまっているかもしれません。

 

みなさんもあまり自分の生活費は把握できていないのではないでしょうか?

あなたは先月の生活費をスグに言えますか?

 

即答できなかった人は「自分の生活費」を調べることからがスタートです。

 

生活費を知ることからスタートしよう!【とても大事】

これから貯金をしていこうって未来の話をしてるのに、過去の支出を調べろなんて地味でやる気がでないな

と感じる人もいるかもしれませんが、まぁ落ち着いてください。ココはすごく大事なところです。

投資の第一歩は、固定支出である生活費を見直すことにあり

です。資産運用の成果は、《(収入支出)×運用利回り》で決まります。

 

例えば、年収400万、手取り300万の人が、生活費15万円/月で、5%の運用利回りで投資できたとすると

  1. 収入:額面400万、手取り300万/年
  2. 生活費月15万 × 12ヶ月で、支出合計:180万/年
  3. 300-180=120万
  4. 運用利回り5%で計算すると
  5. 120万×105%

となり、結果「1年で126万円」の資産ができあがります。

小難しいかもしれませんが、ココで考えていただきたいのはどこがコントロールできますか?ということ。

  • 収入」は、ワタシたちサラリーマンがスグに増やすことはできないでしょうし、
  • 運用利回り」は、投資をはじめたばかりの初心者にはやはりコントロールが難しい

 

つまり、20代30代で投資デビューしたみなさんにとって「支出」を減らすことは最も投資・資産運用の成績を上げる重要なファクターとなるのです!

 

「生活費」を調べる方法

では、実際に何を、どうするかについて説明します。

生活費には、家賃や食費だけでなく、

  • 水道光熱費
  • 日用品代
  • 医療費
  • スマホ代
  • サブスクサービス代
  • 最低限の衣服購入や散髪

などたくさんの項目が含まれています。

 

これらの一つ一つをしっかりチェックして計算するのは大変なので「スマホアプリ」を使いましよう。

 

自分のだいたいの生活費がチェックできたら【生活防衛資金】の目標額が決まります。「生活費×6ヶ月分」を目標に貯蓄をスタートさせましょう!

【 生活防衛資金 】の目標額決め方 まとめ

【生活防衛資金】をどれくらい貯めれば良いのかについて確認してきました。まとめると、

  1. 「生活費」×6ヶ月を基準にする
  2. 20代30代独身サラリーマンならざっくり「60万~100万」が目安
  3. とはいえ「生活費」は個人差があるため、スマホアプリを使って実際に調べるのが大事

です。

もし、いちいち自分で調べるのがめんどくさいという人は、60万~100万あたりでざっくり目標にしちゃいましょう。

 

ただ「生活費」を知り支出を抑えることは、投資初心者でもそのパフォーマンスを高める素晴らしいアクションになります。

ぜひチャレンジしてみてください。

生活防衛資金を貯める方法

だいたい2パターンに分かれると思います

  • 貯金をしていない、やってみたが続かなかった人
  • 貯金自体はできるので、他の貯金と区別してはじめる人

 

それぞれのパターン別におすすめの方法をご紹介します。

パターン1:貯金をしたことがない・できない、やってみたが貯金自体が続かない

貯金ができない、続かない人に質問です

 

今までがんばって貯金をしてきませんでしたか?

 

どういうことか。

貯金に努力も意志もいらないのです。

 

ワタシはがんばらないで貯金を成功させることができました。

 

当時27歳でしたが、”生活防衛資金”という言葉すら聞いたことありませんでした

ワタシは自分の欲求を押さえつけて節約ができる鋼のメンタルもありませんし、

日々の小さな楽しみをガマンできるほど仏様のように無欲ではありません。

その証拠に、YouTube・インスタで便利家電、おしゃれインテリア、最新ガジェットを見ればついついポチってしまいますし、コンビニに行けばスイーツやポテチを買って罪悪感とともにお腹いっぱい食べることもあります。

 

ワタシは意志も弱く、欲望にまみれた人間です。

 

では、そんな愚かで投資にも無知だったワタシが貯金を成功できたのか?

 

それは意志や欲望と戦う必要のない仕組みを作ったからです。

 

それこそが「天引き」です。

てんびき【天引】
金を貸す場合や、給料などを支払うとき、徴収すべき金額をあらかじめ差し引くこと。

 

天引きというのは通常、社会保険などのマイナスで引かれることを指しますが、プラスに転じて使います。

プラスの「天引き」システム
給料から、貯金したい額をあらかじめ差し引くこと。

 

つまり、給料が振り込まれると自動的に【生活防衛資金】用の口座に指定金額を移動させるよう設定するということです。

 

この「自動化」をすると、いちいち給料の中身を確認して

”じゃあ今月は1万円にしよう”

”今月は頑張って3万円貯めるぞ!”

といったがんばる必要がなくなります。

 

あらかじめ1万円なら1万円、5,000円なら5,000円と毎月貯金のために積み立てる金額を決めたら、あとは「自動的」に振り込まれるようシステムを作っておけば良いということです。

仕組みを使えば、自分の努力・意志を無視して勝手に貯金ができるようになります。騙されたと思って「天引き」を設定してみましょう。

 

また、この「天引き貯金システム」は設定が完了したあとに「何もしない」ことが大事です。何もする必要がないと言い換えてもいいでしょう。

 

「天引き」システムの構築は実はスゴい簡単で、無料できます。

おすすめは、住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」です。

住信SBIネット銀行WEBサイトから引落し口座・金額を指定いただくと、毎月5日、または27日に引落し先銀行から申込時に指定した金額が毎月引落日の4営業日後にお客さまの口座に自動入金されます。

あなたが使っている口座(給料が振り込まれる口座)をそのままで【生活防衛資金】のための「天引き」システムを構築できます。

設定金額が「1万円以上」と条件があるものの、手数料が無料なのは大きな魅力です。

設定さえできてしまえば、誰でも必ず貯金を成功させることができるでしょう。

 

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パターン2:貯金自体はできるから、【生活防衛資金】のための区別された口座を作りたい

貯金をいつでもできる・しているあなた、素晴らしいですね。

投資や資産運用のハデな部分と比べると地味に思われがちですが、貯金ができることはお金の強さレベルで言えば、十分中級者レベルです。若葉マークは卒業です。

 

さて、貯金自体はできるが【生活防衛資金】を区別して管理したいという人は次の2つの方法を試してみてください。

  1. 【生活防衛資金】用に、新たに銀行口座を開設する
  2. 住信SBIネット銀行の「目的別口座」を活用する

 

それぞれ解説します

1.【生活防衛資金】用に、新たに銀行口座を開設する

今持っている口座とは別に新たに銀行口座を開設し、【生活防衛資金】用の口座としてわかりやすく管理するのがおすすめです。

 

また、【生活防衛資金】用の口座としておすすめなのは上述した「天引き」システムで自動化できる銀行です。

 

また、開設の手続き・管理自体もカンタンなネット銀行をおすすめします。

 

 

「みんなの銀行」は全国どこにでもあるセブンイレブンATMに直接振り込むことで手数料無料で貯金することができます。また、今だけキャンペーンコードを入力して口座開設するだけで誰でも1,000円ゲットできる限定キャンペーンをやっています。

ネット銀行は開設・維持に手間が全くかからない点がメリットですが、この「みんなの銀行」は開設まで最短12分でできてしまう驚きの手軽さです。

 

銀行開設なのに、ちゃんとお金を稼げてしまうという謎現象が起きています。

ひとまず開設しておくだけでも損は無いのでもしよかったらこの機会にどうぞ。

 

2.住信SBIネット銀行の「目的別口座」を活用する

何度も紹介している住信SBIネット銀行は、【生活防衛資金】を貯めるのに最適です。

同じ口座の中で「目的ごとに区別して残額を管理できる」仕組みがあります。

目的別口座」と良い、ワタシはこのサービスを使って実際に【生活防衛資金】を管理しています。

ワタシの実際の貯金状況です

給与の振り込みは、会社指定の別の銀行口座を使わなければいけないので、

SBIでは「投資口座」「生活防衛資金口座」「プレゼント口座」の3つの目的の口座を一括で使い分けています。

 

とても便利なので、ぜひSBIを開設してみてください。

 

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注意パターン:これはしないで!「投資で増やしてから一気に【生活防衛資金】に入れる」

ちまちま貯金するのは時間かかるしな・・・

そうだ、投資で増やしたら一気に生活防衛資金が貯まるんじゃない!?

 

それだけは辞めましょう。

投資はリスクがあります。誰でも・確実に増やせるなら国民全員が投資をやります。

みんながこれだけ投資のことを怖がるのは、投資のリスクである「減る」「無くなる」を経験する人がこれまでたくさんいたからです。

特に、初心者が安易に行った投資はたいていうまくいきません。

 

ワタシが証明です

貯金200万→仮想通貨に120万突っ込んでバブル崩壊(2018年)→貯金は100万以下に…

 

パターン別【生活防衛資金を貯める方法】まとめ

  • 貯金自体がうまくできない・自信が無い…「天引き」システムを創るべし
  • 貯金はできるから【生活防衛資金】のために新たに口座を用意したい…住信SBIネット銀行の「目的別口座」がとても便利
  • 貯金が面倒だから投資で増やしてから一気に入れよう!…ダメ、絶対!!

 

いかがでしたでしょうか。

有事の身を守り、日常の安心を生んでくれるお守りのような【生活防衛資金】を貯める方法がイメージできたでしょうか?

 

どれだけ投資の勉強をしていっても、足元で【生活防衛資金】が貯まっていなければ満足のいく投資はできるようになりません。

地味で目立たない存在ですが、そういうものこそ縁の下の力持ち、あなたの強い味方になります。

 

ご紹介している方法はすべて無料で、リスクがありません。

ぜひ銀行口座の開設や、天引きなどの仕組みづくりをはじめてみてください。

生活防衛資金とは【まとめ】

最後に、生活防衛資金を貯めることができたワタシ自身の話を少しさせてください。

やってみてよかったと気持ちを込めてお伝えできるからです。

 

【 生活防衛資金 】本当のメリットは「安心感」

生活防衛資金によって得られたメリットは「安心感」だと感じています。

 

投資にはリスクが付きもの

”○○ショック・バブル崩壊”など投資した資産が大きく減ってしまうことは避けられません。
しかも何十年に一度、何百年に一度ではなく、数年に一度の単位でそれはやってきます。

 

コロナショックはいい例でしょう。

ワタシも貯金だけでなくガッツリ投資していた時期ですが、”狼狽して投資商品を投げ売ったり、大損こいた”なんて経験をしないで済みました。

儲けることもできませんでしたが、大きな失敗もしていません。

 

まだまだ投資経験者として毛が生えた程度のワタシでも、投資していた商品の価格が暴落しても取り乱さずにいられたのは間違いなく【生活防衛資金】を貯めきっていたからだと断言できます。

【生活防衛資金】には投資で失敗しても生きていけるというセーフティネットの機能があるからです。

 

【 生活防衛資金 】の大事さに気づいたのは失敗・苦い経験をした後

でも、実は投資をはじめたときからその大事さを知っていたかというと、そうでもありませんでした。

投資をはじめたころに200万の貯金を一気に投資につぎ込んでしまうという失敗をしています

しかもその投資は「仮想通貨バブルの崩壊に呑まれる」という大失敗です。

 

200万というまとまったお金を手にできたことで浮かれていたのでしょう。

勉強不足でもありました。

 

2018年ごろに起きた仮想通貨バブルの崩壊にキレイに巻き込まれたワタシは、ようやく自分の投資方法の危うさ・愚かさに気づき、やっと本来の投資はどうあるべきかを考え直すことができました。

まともにお金の勉強をするようになってはじめて、自分が行っていた「貯金をしないで投資ばかりすることのリスク」に気づいたワケです。

 

ワタシの【生活防衛資金】はそんな失敗のあとにできた経緯があります。

 

振り返って、あの時”もしものことが起きていたら”と思うとゾワッとします。

親が存命なので、有事でも親を頼れば命に別状はなかったのでしょうが、親のスネをかじるような胸を張った生き方はできなかったでしょう。

 

たまたまワタシは何事もなく”無事”だったからこうして話のネタにできますが、

”有事”はいつ・誰に・どうやって襲ってくるかわかりません。

 

みなさんがワタシと同じようなムダな失敗で自分をリスクに晒さないためにも、「投資の第一歩」として【生活防衛資金】の準備をしていきましょう。

 

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