ビットコインは2020年3月から2年足らずの間に最大10倍の価格上昇をしました。
どうせただのバブルでしょ!?
とあなたも思われているかもしれないですね。
でも、実は2021年5月に700万円を超えてから一旦320万円、半値程度まで暴落しています。にもかかわらず、またすぐに盛り返し、2021年10月に史上最高値の750万円を付けています。2020年3月はまだ70万円でしたから、約10倍の上昇です。
【20年3月 → 21年10月ピーク】:70万 → 750万 (約10倍以上)
これだけの値上がりにも関わらず、”まだ・もっと上がる”と予測している投資家は世界にもたくさんいます。ワタシ自身もビットコインの未来の価格上昇に期待して「毎月少額での積み立て投資」を行っています。
さて、この記事を読んでいるあなたもきっとビットコインの値上がりに惹かれて、投資を検討しているおひとりでしょう。
ビットコインへの投資はどうやって始めればいいの?
それはズバリ、「月に3,000円」など、万が一無くなっても困らない程度の少額からはじめてみることです。
【結論】ビットコインの投資は少額からはじめるべし
少額でもはじめた方が良いポジティブな理由が2つあります。
一方、少額だけにした方が良い理由、つまり、大金にすると良くないネガティブな理由も挙げますので、ぜひ参考にしてください。
- 円やドルの価値がドンドン減り、反対にビットコインの価値が上がるから
- そもそも100万、200万などまとまった金額が無くても購入できるから
- 価格の乱高下が激しく、大金は精神的に良くないから
ゴタクはいいから自分でビットコインを始めるんだという方は、取引所は「Coincheck(コインチェック)」がオススメです
ビットコイン投資を「少額」ではじめる理由
【ポジティブな理由①】:円やドルの価値がドンドン減り、反対にビットコインの価値が上がるから
コロナによって文字通り世界は変わりました。
もしかしたらあなたやあなたの身の回りでも大変なご苦労をされている人もいるかもしれません。
そんないろいろな変化の中の大きなものに通貨の供給量の変化が挙げられます。
端的に言うと、いままでの量を度外視するほど大量の通貨が流通するようになった、ということです。
例えば、コチラのデータをご覧ください。
このグラフのように、日本を含む世界先進国はコロナ対策として一斉にドルやユーロ、円など通貨発行量を極端に大きく増やしました。当然、コロナで困る市民や事業者、産業を救うためのものです。「持続化給付金10万円」も身近な例の一つですね。
コロナ対策によりお金が大量に刷られ、お金そのものの価値が減少している
通貨発行量が増えるとどうなるの?むしろお金が増えて良いんじゃないの、なんか困るの?
通貨発行量が増えると、お金そのものの価値が減少します。
なぜかというと、大量にあるものはありがたみが減るし、少ないものはありがたみが増すからです。
経済対策ですから、通貨発行量が増えると「助かる人」もいますし、「困る人」もいます。
「困る人」は、例えばその通貨を大量に保有している人、
貯金をたくさんしている人です。
一方で、お金に比べて量が増えていないモノは、相対的に価値が高まります。
ワタシたちは円などの「お金」をモノの価値を計るモノサシにしています。例えるなら、そのモノサシの目盛り自体が縮んでしまい、モノの長さを計ると以前よりも長く・大きくなってしまうようなものです。
つまり、通貨発行が増えることは、通貨の価値を下げ、反対にモノの値段を高める効果があります。ビットコインの価値が高まるかどうかというより、ビットコインの価値を図る側の「円」自体の価値が減ることで、結果としてビットコインの価格が高まっていくことになります。
ちなみに、この構図のような相対的価格上昇はビットコインに限りません。
でもしかし。その中でもあえてビットコインに投資する理由がワタシはあると思いますので、ご興味ある方はコチラの記事を参照してみてください。
ビットコインに投資する理由。バブル?新時代の金?
機関投資家って何?ビットコインに投資する”クジラ”と呼ばれる人たち
お金の価値が減るってどういうこと?
日本で生活している限り
- 「大量に刷られた通貨の価値は下がる」とか
- 「円の価値は相対的に漸減していく」
と言われてもピンと来ないかもしれません。
ワタシも20代後半まで文字通り『そんなことは1ミリも考えたことが無い』状態でした。きっと同あの頃の自分が同じことを言われてもほとんど理解はできなかったと思います。
しかし、日本に限らず世界中でコロナ危機を乗り越えるための「通貨発行量を極大に増やす」ことで、
- これまで信頼してきたお金(円やドル)の価値がドンドン下がり
- 代わりにお金以外のモノ(ビットコインや株)の価値が高まる
図式が続くと予想されています。
実際、コロナが収束していないのに「日経平均」や「NYダウ」が爆上げし、バブルのようになっているのはそのためです。
ドル建て日経平均最高値 1989年以来、バブル期超え(出所:日経新聞)
コロナ禍からの脱出のため、世の中のお金の量は増え続ける(お金の価値は下がる)
米国は2023年まで通貨発行量を引き下げないと発表していますから、しばらくはこの流れは継続し、お金の価値は下がり続けていくと思います。
だからこそ、お金をお金として残しておくのではなく、お金以外の価値あるものに替える=ビットコインに投資する必要性があると思います。少なくとも、コロナ禍が忘れ去られる1年~3年程度は投資する対象としての魅力があるとワタシは考えています。
ちなみに、ビットコインはいろいろな事件や2017年のバブルを乗り越えて、今では世界中のまともな人たちが価値を認めてきています。また、円やドルと対照的に発行量が限られるため希少性が増すだろうと言う点が注目されために、以前よりも大きな規模で投資する人が集まってきています。
ビットコインに投資する理由。バブル?新時代の金?
【ポジティブな理由②】:そもそも100万、200万などまとまった金額が無くても購入できるから
ビットコインを投資してみたいと考えながら、『もう300万超えちゃったから私(俺)には手が出せない…』と思っている人も少なくないのではないでしょうか?
でも、実はビットコインというのは、1ビットコイン=300万円以上する今でも、0.001ビットコインなどの「小数点単位」から購入することができるようになっています。
ビットコインは500円、1,000円と少額から購入できる
実際は、500円や1,000円からはじめられますから、ビットコインはむしろ初心者には向いているとも言えます。
単元株という縛りがあって最低でも10万、20万、あるいは50万、100万とまとまったお金を用意しなければイケない株式投資と比べてもハードルが低いことがわかります。
でもやっぱり投資ってなんとなく怖いイメージがあるよな…
投資が怖いものというなんとなくイメージはとても良くわかります。ワタシもはじめてビットコインを買った時は、新しい世界に足を踏み入れるようでドキドキしたことのを覚えています。パチンコ屋で初めてスロットを打った時と似た感覚だったと思います(スロットは2日間で3千円負けてセンスの無さを感じたので以来一度も打ってませんw)
でも、実際に投資・資産運用を勉強してわかってきたことは
- 「若いときから投資しはじめることがどれだけ有利か」
- 「少額でも、実際に投資するかしないかが大違い」
ということ。
投資は「まずお勉強」より「身銭を切っちゃう」方が大事
投資はやるのとやらないのでは大違いです。
『身銭を切る』という言葉があります。
身銭を切る 自分の金で払う。自腹を切る。(出所:goo辞書)
500円でも「身銭を切る」ことで学びが本気になります。いくら「お勉強」をしても、切実な理由が無い人では真剣に学ぶことは難しいものです。
投資で成功するのにも「学びによる成長」は不可欠です。
ビットコインは、身銭を切ると言っても他の資産のように10万、100万を用意する必要がありません。500円、1,000円で十分なんです。
【ネガティブな理由】:価格の乱高下が激しく、精神的に良くないから《初心者注意》
最後にビットコインを買う際のネガティブな面も確認しておきます。それはズバリ「価格が乱高下する」です。
冒頭に示した通り、2020年3月からわずか1年足らずで価格は10倍になりました。
仮想通貨バブルといえば2017年のことを指すことが多いんですが、この時も最大で16倍(2017年1月:14万 → 2017年12月:230万)のまさに爆上げでした。
結果的には、価格が上がりビットコインを購入していた人にとっては「ハッピー」なことなので悪いことには思えませんが、影の一面も知っておいて下さい。
仮想通貨バブルの影:2018年は下がり続けて-85%に
コチラのチャートをごらんください。
仮想通貨バブルで最高230万を記録した後、2018年の1年間でビットコインの価格はどうなったかと言うと「-85%」でした。
つまり、100万円で買ったビットコインが、1年後には15万円の価値しか無い状態になってしまったということ。
実際は、2018年、2019年、2020年とずっとビットコインを売らずに持ち続けることができれば、今はかつての最高値230万も有に越す価格になりましたから、「ハッピー」を受け取ることも理論的にはあり得ます。
しかしあなたなら1年をかけてズルズルと7分の1に価格が減り続けるモノに、心を痛めずに持ち続けることができるでしょうか?
価格が急激に・大幅に下げた時にそのモノを慌てて売り払ってしまうことを「狼狽売り」と言います。
初心者は「狼狽売り」「イナゴ買い」をしないよう心がける
「狼狽売り」の反対語として「イナゴ買い」という言葉もあります。
これは、価格が急激に上がったモノを見て『自分も儲けたい!』『チャンスを逃したくない!』と急いで買い付くことを言いますが、ほとんどはそうして初心者がイナゴ買いをしたときが価格のピーク。ジェットコースターのように、スカイツリーのように、富士山のようにその後は価格を大きく下げてしまい、ただただ損してしまうダケになっています。
初心者は無くなっても気にしないくらい少額ではじめて場数を踏むべし
「イナゴ買い」「狼狽売り」は最も損をしてしまうデキれば一度もしたくないデンジャラスな行為です。
しかし、投資初心者ほど陥りやすい現象の最たるものでもあるんです。
だからこそ、気持ちを大きく揺らされないように「少額」で投資をはじめ、場数を踏みながら投資額を増やしていくことが損しない投資方法と言えます。
ビットコインは少額からはじめるべき理由|まとめ|
ビットコイン投資においては「少額」✕「つみたて」を最もオススメしています
ビットコインの投資についてもっと詳しく知りたい、具体的な投資方法を知りたいという人はコチラの記事を参照してみてください。
ビットコイン投資の第一歩を応援できる内容になっていると思います。